入社式に持参するものの次は、入社式で会社から手渡されるものについてのお話です。入社式を境に新入社員としてその会社の一員になるのですから、そのために必要なものがいくつか手渡されます。筆者の実体験もあわせてご紹介します。
事務や営業系の仕事に就く場合、仕事柄たくさんの書類と格闘するようになります。その時に自分が目を通したことを示したり、自分が発行した書類であることを示したりするためにハンコをつくことが多くあります。いちいち朱肉をつけて押印していたのでは手間なので、そういう時に便利なのが朱肉のいらないシャチハタ。シャチハタというのはこうした朱肉いらずのハンコを考案した企業の名前です。企業の名前がそのまま物の名前になっている典型例ですが、ここでもそのほうが分かりやすいのでシャチハタと表記しました。通常は普通の大きさのシャチハタが1つですが、よく書類を使う職種の場合は訂正印用に小さいシャチハタも一緒に支給されることがあります。
就業規則を入社式の当日にもらうこともよくあります。これはその会社で働くことに関する規則をまとめたもので、言わばその会社の法律のようなものです。普段あまり意識することはありませんが、会社の休日システムや給与についての大切なことが書かれていますので一度目を通しておいたほうが賢明です。また、これはその会社を退職するまで保管しておいたほうが良いでしょう。
入社辞令書と言って、その人を採用して新しくこの部署に配属する、ということを明記したものです。大きな会社になると人事異動や配置転換の際には辞令書を交付することによって正式に業務命令としていますので、入社したことの証明も辞令書によって行います。特にこの書類自体が効力を持っているわけではないので保管の必要はありませんが、せっかくもらったものなので初心を持ち続けるためにも持っておいたほうが良いと思います。
会社員が着ているスーツの襟に小さなマークのようなものがついてるのをよく見かけますね。これは社章と言って、その会社のマークをあしらったものをつけていることによってその会社の一員であることを示すものです。一流企業になるとこの社章をつけているだけでハクがつくので、憧れてそういった企業に就職した人はこの社章をつけると感慨ひとしおだそうです。社章はその会社を退職した人が持っているわけにはいきませんから、退職時には返還を求められます。
入社式で会社から手渡されるもの
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