入社式の時に行う企業と、そうでない企業が分かれるので全ての入社式について言えることではないのですが、入社式には緊張の瞬間があります。それは配属先の発表です。
入社式の翌日から新入社員全員を対象とした研修が始まる、という企業も多いのでこの場合は配属先がまだ決まっていません。決まっていません、というよりはもっと厳密に言うと決まっていてもまだ発表されていません。ですが業種によって、また職種によっては入社式の翌日からそれぞれの配属先で研修を行う場合もありますから、その場合は入社式のセレモニーとあわせて配属先が発表されます。
これは新入社員にとっては緊張の一瞬です。何せ憧れの会社に入社してきたからには、何か憧れの職種があるはずです。また配属先によっては勤務地も変わってきますから、新入社員の運命を左右すると言っても過言ではありません。入社式にはそんなイベントもあるのです。
めでたく希望の配属先になったという人は喜びの瞬間です。但しこの配属先に対して持っているイメージと同じ職場かどうかはまだ分かりません。全く想像もしていなかった困難があるかも知れませんし、または逆に予想外の収穫があるかも知れません。また、企業の中には花形と思われる部署と、そうでない部署とがあります。誰しも花形部署に行きたいのは同じですが、花形の部署に行くにはそれなりの適正や能力が必要となります。会社は新入社員の配属先選定を入社試験の段階から行っています。つまり、採用の段階からどの部署で働いてもらおう、ということがある程度決まっているのです。
その結果が希望通りであったとしても希望通りでなかったとしても、それは大きな問題ではありません。どの新入社員もその会社に憧れて入社したのですから、どの部署に居てもその会社の原動力となって働くことは可能なはずです。
もっとも、最近では労働流動性と言って一度就職した会社に定年退職まで勤め続けるということもそれほど多くなくなりました。憧れの会社に入ったものの「何か違う」と思ったことがあったり、配属先について不満がある場合は、その会社にいつまでも居たところで自分の能力を発揮できないと判断したのであれば、本来の希望職種で活躍することが出来る会社に転職をするのもひとつの選択肢です。但しあくまでも理由は自分の能力をもっと発揮したいということであって、それ以外の理由での安易な転職はあまりお勧めできません。
入社式後の配属先
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