それでは入社式とは実際にどんなことをするのか、その内容を見てみることにしましょう。世の中には数え切れないほどの企業がありますから、その企業全てが同じような入社式をしているということではありませんが、どんな企業の入社式でもおおむね行われている内容についてお話します。
入社式の式次第でまず最初に行われるのは、なんと言っても社長の挨拶です。社長というのは企業のトップです。それだけの企業のトップに君臨している人というのは、やはり普通の人とは違う何かを持っています。せっかくの機会なのでそうした"一流の人"を直に見て、その話に耳を傾けてみましょう。きっと何か得られるものがあるはずですし、企業の規模によってはもしかすると次に社長に会えるチャンスは当分ないかも知れません。この時に必ず一人や二人はいるのですが、くれぐれも携帯電話の電源や着信音は切っておきましょう。企業のトップが語る、入社式の冒頭で携帯の着信音が鳴っているようでは恥ずかしい思いをしますし、今後の社会人生活の出鼻をくじかれてしまいます。またそんな新入社員を見た社長が何を思うか、自ずと想像がつきます。
次に多くの企業が行っているのが、入社辞令の交付。辞令というのは企業が社員に対して交付する命令書のようなもので、入社の場合は新入社員を採用して社内の該当部署に配属することを命じる内容となっています。辞令は今後の会社人生において、転勤や転属、人事異動などの際にも目にすることがあるかも知れません。そんな人生で初めて交付される記念すべき辞令書です。
次に、これは行うところと行わないところがありますが、会社から辞令を受けた新入社員による答辞を行うところがあります。答辞とは会社に迎え入れられた新入社員が会社に対して言葉を返すものです。卒業式だと答辞は卒業生の代表が読み上げますから、当事者によるコメントだと思って下さい。入ったばかりの会社の社長や役員がズラッと並んでいるところで新入社員を代表して答辞を読み上げるというのは、大変緊張するものですが、もしあなたが選ばれたとしたらこんなチャンスはなかなかありません。社長や重役、先輩たちに自分の顔や名前を覚えてもらう絶好の機会なので、ここはビシッと堂々たる姿勢で決めたいものです。
最後は記念写真を撮影して入社式は無事終了となります。儀式的な入社式はこれにて終了となるところが多いですが、これより先は入社についてのオリエンテーションなど、入社式というより実務的な説明会のような内容に移ります。
入社式の式次第
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